哲学

哲学を思考による世の中の根本原理としよう。他の定義でも構わない。同様な話になるからだ。その哲学について、ここでは知能個々に独自の哲学を持つと考えている。一般知能としても同様だ。ただし、ある程度共有できる部分もあるため複数が部分的に同じ哲学を持つこともありうる。従って、普段の接触から互いの考えも理解しあえて疎通に不都合が生じなくても、厳密には互いの哲学は完全には一致するとはいえない。かなりの部分で重なってはいるだろう。便利であれば、合わせる働きもある。接触の中では、確認できないこともありうる。一般知能として扱うのだから、人工知能も同様に哲学を持つ。では、人工知能とはなんだろうか。それは、各知能の定義に応ずる、と考えるのがここでのが立場だ。このような枠組みで考えると、色々と考えを整理できる。例えば、貨幣のように承諾すると便利で、拒否しても直ちに危険とはいえない、というような哲学は普及しやすいとか、選択の状況にあると立場を有利不利にするので紛争の原因になりやすいとか、個別状況から一般化すると考えの整理に都合がよさそうだろう。以前のコップ半分の水の話と同様に枠組みとして考えれば、整理しやすい。