2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
最近の新聞解説コラムに日本の利益率収斂傾向が特徴的に思えた。その傾向は色々と想像させられる。人間は周囲からの自己への評価を気にしながら生活する動物だと考えている。だから、評価に傾向があれば特徴の強化は認められると思う。短絡化して結論を得る…
黒字が常識だった経常取引が赤字になった。心配する声を認めて、何が問題と考えられるだろうか。貿易と資本取引で考える話と、貯蓄と投資の差と財政を考える話がある。だから、国民の貯蓄と財政赤字という面で心配になる話は理解出来る。だが、多分伝統的な…
歴史に限らず、何かの認識を相手に対して強要することは、どこか乱暴だ。原理を解明してみよう。何らかの認識を想定すると、まず認識する範囲とか収集する情報に差異があるだろう。仮に同じ範囲と取得した情報でも、判断が異なるだろう。このような原理のよ…
理解感の話で、左右の区別と似ていることを思い出した。前回の定義に従うなら、左右を言葉で説明することは難しいから理解感だけで理解していないことになる。なるほど。さて、集団的自衛権の話をしよう。前回の筋立て通りに従うなら、集団的自衛権という言…
理解していることと理解していると思っていることは、微妙に違う。違いをどこに求めようか。今回は、言葉で説明出来ることは理解していることであり、説明が出来ないことは理解していないのに理解していると思っていることとしよう。理解している内容のずれ…
発注という言葉を出発点にすると、仕事を明確にすることが前提になる。色々な営業活動があるから、仕事の内容が確定している営業も、未確定で拡張の余地がある営業活動があるだろう。今までは、確定を前提とする営業活動が基本的だった。しかし、複雑になっ…
もう何年も閉塞感は言われている。それを否定するつもりはないが、積極的に肯定するつもりもない。ここでの閉塞感を定義しよう。現状に満足しないという認識を共有して、現状の変化を目的に努力しても現状の変化を達成することが難しいと感じること、としよ…
規制を一括りにすることは出来ない。一括りで論じる危険性がある。しかし、一括りではなく抽象的に論じる意味はあるだろう。規制を市場参加資格と参加規則に分けてみよう。資格は免許の類になるだろう。参加規則は参加者が従う規則になるだろう。それ以外の…
知識産業に携わる者を雇用とみると費用だが、生産要素とみると資本だ。何も成果を出さないで時間を過ごすことは、結果的にはあり得る。一人で千人より多大な結果を出すこともあり得る。今日も飲んでいるので、割り引こう。ここでいう知識を何かで説明しよう…
自動車のモデルチェンジやソフトウェアのバージョンアップといったものは、書籍の改版に似ている点がある。これを抽象化して考えてみる。抽象化した改版をなんらかの継承と内容の変更・追加としてみよう。この定義では、江戸幕府と明治政府は改版の関係と解…
FRB議長の発言で市場が動揺したとされる。円安と株高という組み合わせが市場の反応のほとんどなのに、円安と株安だ。ウクライナや中国も気になるが、発言に注目する。クリミアはロシアからみると国内という意識があるのだろう。しかも、親露を前提とした対ウ…
ちょっと前の日経経済教室にサービス産業の生産性についての解説が載っていた。その中で金額換算されない部分を含めると生産性もそれほど低くないようなことらしい。読んで似たような話に思えるのは、予防医療だ。確かに、予防行為それ自体は金額換算されな…
大気汚染以外にも色々な環境問題が中国にはある。なぜ、解消に向かわず汚染が進むのだろう。理由は色々挙げられるだろう。だから決定的な理由もないのだろう。しかし、あれこれ考えて思うのは、解決に向かう努力より汚染に向かう努力が大きいことに尽きると…
株式を現金支給の代替は色々と利点があると思われる。貨幣の流れは市場性があるだろう。売り上げの配分はそれに従うと思われる。なので、費用とされる人件費は抑制気味になりやすく、それに比べて配当は促進されやすい。この傾向に抗うことも一つの考え方で…
仮に哺乳類を高等進化とすると、体温一定を維持することは進化に必要なのかもしれない。臓器とかその温度が適切なのだろう。社会の進化にも恒温維持のようなことが必要なのではないだろうか。その仮説を進めよう。物流と交通は似ているが、括って物流として…
目の前はわかりやすい。わかりやすいから、多くの人に頑張っていることが理解されやすい。それに比べて次のことやその次ことはわかりにくい。だから、その為に努力していることを理解する人は少ない。ものをつくるとき、何かを成し遂げるとき、参加者全員で…
生産性の向上とは、全生産資本を活用して生産する量が増えることとは、一面の説明ではある。潜在的といわれるゆえんだろう。需要を満たすことで取引が成立するから、需要量が増えて初めて生産量となるから、需要も同時に増える必要がある。当たり前のことを…
生物の進化から、何を学ぶのだろうか。歴史から何を学ぶのだろうか。唯一ではなく、様々だろう。生物の進化から考えるのは、評価と適応だ。適応が結果的に進化になっていると思う。飛躍的進化というより徐々に進化することから、評価も飛躍というより徐々に…
ベースアップについて、政治が関与しているようだ。これに批判する発言が多い。批判したいが理由は別にある。ただ、非正規含めて所得増の結果は歓迎したい。ベースアップの前提は、給与体系について号級表のような存在だろう。そして、号級の前提は年功制だ…
M&Aののれん代の会計処理について、日本では年をかけて費用計上している。国際基準と米国基準では、減損時に限定して一気に計上するようだ。一気に計上することを問題視すると、日本の会計処理は適切と考えられるだろう。また、必ずしも減損しないことを考…
今の全人代の記事を読んでいると、前常務委員も腐敗対象になるような感じだ。腐敗対策を威厳目的とする観測があるが、改革目的だと思う。思いたい、かもしれない。生産性の高い経済の為に、生産性の低い国営企業の活性化という方向性があると考えている。そ…
精進料理は食べたことはないが、肉に似ている精進料理用のお土産は食べた経験はある。見た目は肉で、食べたら肉っぽかった。ベンチャーとかのニュースで、人工肉の開発を紹介していた。近い開発もあるようだ。食糧危機と動物愛護の観点からの需要ということ…
水平伝播という遺伝があるとは、知らなかった。この仕組みはどのようなものなのだろう。細胞分裂の話が新聞コラムに載っていた。それを読んで、細胞もその環境で最適になるような原理があって、部位の分岐が行われたのではないか、と閃いた。それが遺伝子と…
割と最近の書籍の損壊は、貶める目的があったとも疑われる。こんな風に扱われていると宣伝するみたいなことだ。そのような疑いを持つこと自体、なんとも脱力感を感じてしまう。薫陶ということを考える。単なる感動ではなく、考えへの影響を及ぼすこととしよ…
今朝の日経の解説は参考になる。というより、米国の観測記事や解説記事を明確に裏づけていると思う。特に、ニクソン元大統領の辺りはそのように思える。どこまで警戒するか、程度に依存するだろうが、警戒からの見方に立てば自立を考えることになるのだろう…
所得税について、子どもが多い家庭を優遇する制度が考えられているようだ。これは大賛成だ。ビットコインをモノとして、税の対象になり得るという扱いになるようだ。それが適切かはともかく、一歩踏み込んで原則を掲げたことは詳細に立ち入るきっかけになる…
絵画を描く人は、出来上がった絵画で評価される。これを極端に強調して、筆使いと構図その他に分けるとしよう。恐らく、筆使いより構図その他を絵描きとして評価するのではないだろうか。その昔、日本の半導体が世界市場の多くを占めていた時代があった。メ…
不満分子という言葉は、現状に不満というだけでははく、秩序を乱す可能性を暗示しているように思える。しかし、そのような推定を除外して、単に現状に不満という意味で今回は使用する。現状をどの範囲と特定せず、一般論としよう。不満と対照的な言葉は満足…
昨日の新聞の元駐中国大使の話に、色々と確信を深めた。今度の人民大会で一つの区切りを明確にすると思う。どんな区切りかはわからない。昨年の失脚と今の追求は、一括りの話だと思う。中国の共産党のことを考えると、多様性から遠い存在であることは確かだ…
総花とは、よく言われる言葉だ。どのような状況で使うだろう。多いのは、計画段階での狙いの説明をする状況と思われる。飲んだ勢いで言えば、優等生の作文の感じに似ている。アリバイ工作と使われる構図が同じように思える。その暗黙の視点は、意識が非難に…