2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

危険思想

何が危険かといえば、真実であるかのように結論を誘導することだ。真実としての原理と思考の結論としての思想は、実に微妙なものがある。前置きは、このくらいにしよう。率直に述べる。世の中がどこに向かうか、或いは、どこに向かうべきか、という問いかけ…

みなし認識

店頭で商品を目にして、どのように作られどのように運ばれてきたのかは、あまり気にせず商品の選択に注意が向かうことが多いだろう。狩猟を主としていたであろう大昔なら、狩猟が命懸けであることを知っているから、苦労の結果の食事と認識していたと推測す…

実質的みなし認識

空虚な包括概念をみなし包括概念とした。包括概念を切り離して、みなしを一般化してみる。どんな言葉と言えるだろうか。実際は別の内容だが、端的な内容として認識すること、といえそうだ。その目的の多くは、便宜的に扱う為と考えられるが、一般化する為に…

みなしの包括概念

脳の中の概念は、複雑に絡み合っている。だが、何かの思考では全てが対象とはならず、代表させて抽象的概念で取り扱われると考える。これが、包括概念だ。例えば、どこかに行くとして、歩行や乗り物といった手段は行くことで包括されて、この具体的手段は表…

他人への口頭での説明

小学生の国語の成績については検証が必要だが、やはり授業以外の効果も高いと考える。自分の考えを他人に説明することも、小学生ならば国語に効果があると思われる。以前、プチ哲学みたいなことが必要と述べたが、国語の授業の一環でも可能だ。国語の場合、…

少人数教育

今朝の日経新聞の経済教室は、少人数教育について書いていた。いいたいことは別にあるようだが、注目したのは小学生の国語では少人数教育の効果らしき結果が見られたこと。調査は、小6国語と算数、中3国語と数学で、40人学級の特性から学年の人数が41人や81…

政党2.0

既存の政党に期待しないで、架空の政党を考えてみる。衆議院を政権選択議院として議員は送り込まず、参議院のみの構成にする。予算は義務的費目限定の当初予算とそれ以外を政策的としての補正予算に分けて、当初予算には賛成する。予算成立の無駄な駆け引き…

関連付けゲーム

ちょっとしたゲームの素案。二人で互いにお題を一つ提供する。そのお題を関連付ける言葉を幾つか経由して辿り着くようにする。関連付けに飛躍があれば、説明を要求する。速い方が勝ちか関連付けの綺麗さが勝ちか予め決めておく。経由の数や全体を物語にする…

目の前のコップ

どんな話題が出るか、ちょっと考えた。材料、色、色の材質、容量、中身の飲み物、固形物の食品、飲み方、印象的な場面、室外での使用、と無意味に続くのでやめる。実際に誰かに話しかけるなら、相手の興味が向く話題になっていくと思うが、思いつくまま話す…

ちょっと高い目標

よく、ちょっと高い目標を数多く達成することが推薦されている。そう思う。高過ぎても低過ぎても効果が上がらないから、高さの設定は重要だ。自分で設定するのが基本だろうが、新人の場合は違う。低過ぎて勘違いを起こして、使えない社員になったり、高過ぎ…

既得権益再び

肝心なことを忘れてしまった。先日、ある番組で、中国の地方政府と農民との土地の紛糾を紹介していた。構図は似ている。農民が既得権益層で、地方政府が新しい制度への移行即ち開発を求めている。この番組では、両者の間で争いを止めて協議に円滑に進むよう…

既得権益

岩盤のような既得権益層で、本来あるべき制度への移行が進まないとされる。既存の制度での既得権の前提だが、少し一般化してみよう。既存の構図の認識と、その構図よりも広い範囲の構図の認識では、一般的には、広い範囲の最適値の方が優位だ。これは、恐ら…

歴史の大河

当時の人間にとっての関心事と歴史を大河的に眺める時の関心事は、同じとは言えない。現代という当時の現代人も同じだ。大河的とは、川の流れの渦中の当事者にとっては激流でも、川の流れを俯瞰して見ることだ。それぞれの当時の考えについて、明白で当然と…

会社経営

欧米はともかく、日本では有名な経営者は人の道みたいなことを重く受けとめている。恐らく、昔からの教えを当然として、合理的な説明の必要性を感じてないと思う。説明の必要性には、批判的だが、考えそれ自体は尊重したい。右という言葉の説明同様に、前提…

指導

圧倒的に保有情報量が多い人から受け手へ伝達することを、ここでは「指導」とする。教育や研修の類で、情報伝達後の行動に関心を持つ意味が強い。説明や解説は、一般的で好みではある。しかし、伝達後が今一つ。そんな具合で、囲碁関係者のコラムとDJポリス…

太平洋戦争

なぜ、戦争を始めたのか、回避出来たならどの時点か、戦争しなければ今頃どうなっていたか、と突っ込みどころ満載の歴史で、陸軍はともかく、海軍は劣勢を把握していたのに、なぜ開戦したのか。まずは、ノモンハンだろう。この時、陸軍は戦備の不十分さは明…

明治維新

明治維新で疑問に思うのは幾つもあるが、今はなぜ倒幕にまで進んだのかと、その理由とつながる明治政府の位置付けだ。今のところ、自分なりに納得してるのは、関ヶ原と黒船の頃での、日本と欧州との比較だ。記憶では、関ヶ原の時点の戦力は欧州の強国と遜色…

道徳教育

前回のいじめについては、「原理」でまとめられることがあると思っている。様々な考えと考えの衝突を無理やり一般化する例のアレだ。いじめ問題が大きく取り上げられるようになったからか、道徳教育が扱われている。議論の中身を知らなくて申し訳ないが、勝…

いじめ

いじめは、個別にはなんとも言えない。一括りには出来ないが、理由の一つに優劣意識があると思う。感じる優劣と実際の優劣としても、人間全体を表す優劣というものにも、疑問だ。仮に、計測可能な範囲で全てが劣っているとしよう。それでも、人間全体の優劣…

負担感

特定の経験で負担と感じ、類似の経験で似たように負担と感じると、その類似の経験の学習効果は高まらないと考える。例えば、数学で苦手意識を持つと、数学の新たな課程の吸収は効率が悪い。相手が人間にもいえる。格闘技で、一度対戦して引きずると、次の対…

推理小説

フィクションを楽しむことに、批判めいたことはしたくはない。ただ、そればかりの習慣の偏重は考えもの。というのは、脳内概念の関連の発達という点では疑っている。シリーズもので伏線とか登場人物の深まりとか、要するに関連して深めたり広げたりすること…

作り話

小説も映画も主流はフィクションだろう。面白いから、それを批判する意図はない。しかし、作り話では整合性は重視されないから、全体の構成で破綻することがある。魔法のように、予め不自然な設定なら、その設定のまま楽しめる。でも、アイデア偏重で無理な…

真善美

真善美のうち、真と美にはあまりこだわらない。どちらかというと、真理至上主義かもしれない。美については、発生理由としてかなり関心が高い。好きな音楽の理由がよくわからない。それはそれとして、善については、批判的だ。なぜなら、暴力的に感じるから…

性質

猫は、熱いストーブで痛い目に遭うと二度とそのストーブに近づかないらしい。これから、痛い目に遭った猫は、そのストーブが熱い性質を持つと知った、と考えられる。冷却を知る人間ならば、冷めたら熱いと感じないことを知っているから、冷却ストーブに近寄…

作法の類の拡張

仕草に限らず見た目として、広い範囲を考える。例えば、有名スポーツ選手のフォームを真似る子供とか、好きな映画の印象に残る場面の真似とか、色々考えられる。さて、見た目としたが、身体の動作以外では発声は、どうみるか。もっと拡張するなら、操作する…

作法の類

作法に厳しく育ってないからか、余り頓着してない。が、ここでは、見た目の仕草と考えてみる。不快感の基準が個別に違う点は、いつも通り。他人が不安と主張して、容易に修正出来るならば、修正を拒否するのは抵抗がある。逆に、よりよく見せる為に多大な負…

昔の不思議を想像する

原始時代とかわからないけど、人類が言語を獲得した頃を想像してみる。何も根拠はない。色々と不思議に思ったことは沢山あるだろう。身近な天候や動物とかもあるだろうが、この世の始まりとか生命についてとか、今でも探求が続く不思議もある。人間は、不思…

おいしい

おいしい、ということを考えるときにどのように考えるだろうか。多くの場合、料理の方向に関心が向かうだろう。人間以外の動物との対比や感じる仕組みに向かう関心もあると思う。食事の雰囲気もあるかもしれない。つまり、食事中の料理がおいしく感じれば、…

権威

相手方の原理を承諾することを権威とする。原理の優劣の判断に基づくか否かに関わらず。貨幣や数学、言語は、批判を目的としなければ、通常はその類となる。先の歌の例でいえば、知らない素敵な歌に感動して一緒に歌うようなことだ。この例で、権威が広く伝…

競争と競合再び

率直に行こう。ここでいうところの原理とは、世の中への認識や理解のことで、作法や芸術とか広く解釈する。率直に、ということで、原理の適用範囲が自身だけか他者も含むか、の違いと端的に表現する。適用範囲が自身だけなら、他者にとっては、優劣等の判断…