コラッツ問題の証明

1以上の全ての自然数について、下記の関数が有限回で1になることを証明する。
自然数をnとすると、
nが奇数のとき
(3n+1)/2
nが偶数のとき
n/2

自然数を以下の2進数と考える。
n
Σ2^i×bi
i=0


十進数5は
b2=1
b1=0
b0=1

このとき、b0=0が偶数で、b0=1が奇数であることがわかる。


関数が奇数で連続するのは、
b0=1、b1=1、b2=1、…、bn=1
と1が連続するときに限る。

上記関数を偶数d=0、d=1で簡潔にすると、
3^d(n+d)/2
と表現できる。

展開例
3^dn/2(…(3^d0/2+d0/2)…)+dn/2

Σ2^ibn

で、d0~dnがすべて1はb0~bnがすべて1以外にないことからわかる。

このとき、bn+1=0で、奇数の連続が途切れて、偶数の計算になる。

奇数の計算が連続するとき下記で表現できる。
計算対象の自然数をxとすると
(3^n×x+3^n-2^n)/2^n

これから、奇数が連続したあとの偶数の計算のときを計算すると、対象の自然数
2^n-1
と連続したものとすると、
{3^n(2^n-1)+3^n-2^n}/2^n
=3^n-1
となり、奇数の連続は、偶数の計算で有限回であることがわかる。
偶数の計算結果さらに奇数が連続しても偶数で有限回となり、その繰り返しが何回であっても、有限回で1に達することがわかる。

以上 証明終了