金メダル

オリンピックが盛り上がっている最中だから、少し考える。競技に対する見方は様々だ。事情に明るくて楽しめるなら、それなりに何がしかを考えるだろう。でも、満遍なく詳しい人はいない。詳しい競技と詳しくない競技があるだろうし、関心も濃淡を認めざるを得ない。

要するに、スキー、スケート、そりのどれかに関心が向かいやすいのは個人差だろうし、詳しくても関心が別にあるかもしれない。

金メダルの凄いところは、詳しさと関心の高さで感じられると思う。ずぶの素人は、ただ金メダルというだけで恐れ入る。

スノーボードやジャンプみたいな競技は怖くて参加する気にもならないが、それだけ素人離れしていると思う。参加選手のみんなが凄いと思うだけで、選手の差は全然わからない。

それに比べて、例えば冬の競技ではないが100メートル走は実感出来る。計測は別にして、走ることは出来る。そして、選手との差や選手の間の差も感じられる。

では、金メダルを考えてみよう。どれだけ実感出来るだろうか。凄いの度合いは、どれだけのものと感じられるのだろうか。やはり、その競技にどれだけ詳しいか、どれだけ関心を寄せているか、に応じるのではないだろうか。

もう少し率直に言えば、この金メダルとあの金メダルでは、同じだろうか、或いは、違うのだろうか。

多分、こっちが凄いと思う人とあっちが凄いと思う人に分かれると思う。どちらも等しく凄いと言うだけなら簡単だ。今要求していることは、感覚の話なのだ。

今日も酔っている。今日はこの辺りでお開きにしよう。