目付

研究開発の課題は沢山ある。色々あるが会計処理でも課題が表現されていると思う。

日本で採用出来る会計基準複数あるが、研究開発を費用とするか資産計上するか、みたいな違いがあるが、基準採用にばかり注目すると大切なことを見失う。

世界的なバレエや歌劇の舞台を豚に真珠の人もいるだろう。お灸を刑罰と感じる人もいるかもしれない。言いたいのは、価値を評価することで初めて資産計上出来るということだ。

研究開発も同じことが言えるだろう。成果を出して経営に資することを認めることが出来るから、資産計上出来るということを業務手順化している必要があると思う。それは費用基準にする場合でも必要性に変わりはないと言いたい。

採用を含めて広範囲の権限は、独裁体制と微妙な加減がある。意欲減退を気にすることと丸投げすることは加減が難しいことからよくある話に思える。だから手順化の必要性を感じるのだ。完成形が要件ではない。過渡的でも構わないと思う。要件は手順化という手順なのだ。

その意味で、今朝の大機小機も時宜を得ているように思える。

この話も、情報流出や食の品質問題も同じようなことがあると思う。何かを似ていると感じるなら幸いと思って以下に述べる。

その昔、黒船で騒いだ頃、外国要人が役人に無言の人間に苛立ったらしい。それは目付だったようだ。大目付は大名を対象で、目付は幕府役人が対象という理解でいる。

パイプラインを設置する会社が日本の鉄鋼会社からの納品を搬出するところから数人で監視するという話を聞いた。

食品の品質のコンサルタントの意見では、受け入れる会社の人間が工場の監視をする必要ということだ。

イギリスだったか、忘れたが、大切な情報を扱う作業者の操作する手をカメラで記録している話を記憶している。確か、データセンターを国策のように考えているのはイギリスだと思う。

これらの話は似ていると感じるかもしれないし、似ているとは感じないかもしれない。

同形として説明したい欲求を感じるが、今回はやめよう。

複雑化ということと、仕組みづくりということと、必要とされるものが似ていると感じる人には説明しやすい。しかし、似ていると感じない人に説明することは難しいと思っている。少し努力したい。