結晶

ノーベル経済学賞が単独に違和感。多分、宇沢さんが欠けたからと思いたい。しかし、その場合でも分野に違和感を感じる。

学生の頃に買った数学の事典に名前が載っている人だから、感覚としてはとても同時代に生きていたとは思えない。失礼な話だ。

規制の話で言えば、昨年の今頃書いたものを実現することが経済への好影響だと思う。妄想力を働かせれば、待遇には淡白だから時給幾らかでも雇ってもらって進める方がよさそうに思える。進め方をある程度決めることが先決だが、方法は柔軟に選択出来ると思う。まあ、妄想だ。

今年の物理学賞の解説を読んで、結晶のことが全然知らなかったことを思い知った。これも、少し学生の頃に買った理化学事典で調べた。調べたが、わからないことが多いことがよくわかった。

ただ、以前の高分子の話に通じるものがあると思う。特に、制御することについては通じると思う。多分、分野としてほとんど共通しているのではないだろうか。

そして、流体が固体になる温度、というより分子の速さの要素の影響が大きいと思う。この辺りは、結晶というより固体化という観点で何かがあるような気がする。

雪の結晶もそうだが、氷筍といわれる氷にも、直前状態の動きの影響が大きいのではないだろうか。運動方向に秩序がある場合と、無秩序の場合での違いもあるかもしれない。

周囲の温度が融点に近いほど何か秩序だった現象が観察出来るような気がしている。例えば、鉄の融点に近い温度で溶けた鉄を固体にすると、何か整然とした状態が観察出来るというようなことを考えてしまう。要するに、分子の運動速度が決定的要因に思えるということだ。

その他にも、物理学と化学、もしかしたら生物学の交差するような分野が活発になって色々と発見出来るかもしれない。薄く層を重ねる方法といった制御方法を数多く揃えることが基礎的に必要なのだろう。