地域連携

前回は小学校で熱く語ったが、大学でも同じことがある。少し前に解説連載が終わったが、矜持を感じさせるものがあった。自らの学問への思いを学生に語る意味はあると信じたい。学生の一部でも感化されるなら、勉強以上の影響があると思うのだ。

中国の秋の会議が終わって、処分が延期されたことがわかった。これだけの情報だと不安を覚えるが、夏の時点で大方が定まったようなので、とりあえず安心だろう。後は、地方政府が真面目に取り組むことに期待することだと思う。難しい。

今朝の大機小機は、その通り。これだからファンがつくのだと思う。簡単に実績があがることを期待していると痛い目に遭うが、今回はPDCA要素を盛り込んだようなので、逆説的だが痛い目も実績になるかもしれない。むしろ、安易に取り組まないことになることを期待する。

今週の人の連載が終わって、少し。登場した複数の人で、やはり似ていることを実感したことと、依頼についてはなんとなく想像出来ると思った。既に私の履歴書を書いているが、新人代議士のくせに骨のあることを実力者に見せたことが記憶にある。多分、よこしまなものを感じないから引き受けざるをえないと感じたのだと思う。理屈抜きで信用させる力があるように思えるのだ。だから、ある国のトップも信用しているのではないだろうか。その理屈抜きのところを解明したい気持ちがある。それと、柔構造については、やはり何らかの体系があると思う。

例えば、もともと骨のあるものを持っている状態で、外部に対して骨のあるままの放出では失敗する経験が多く、逆に骨はそのままでも外部に対しては柔らかくすることで成功する経験が多いということが考えられる。その差を強烈に実感しているとすると納得出来るような気がするが、これだけの情報ではなんとも言えない。しかし、多分この鍵となる言葉での体系だった考え方があると思う。

ASEANについての解説があった。この解説にある通り、数少ない成功例だと思う。これを考えてみよう。

当初は確か四カ国で始まって、目的も軍事だったと思う。うろ覚えだから違っているかもしれない。それが紆余曲折で現在に至ったわけだが、大きなところでは通貨危機だろう。また、日本の追体験が成功要因とする見方もある。とりあえず、事実と異なるかもしれないが、認識を明らかにしておこう。

成功要因の前に、成功をどこに求めるか、その設定が最初のように思える。

成功は、失敗と対比するからより強く認識出来るだろう。だから、成功と失敗を定義してみよう。単独の国の総計と地域連携国の総計の対比だろうか、象徴する何らかの実績だろうか、地域以外からの地域一体とみなされることだろうか、そのどれかか、それ以外としておこう。

数少ない成功例に素直に頷いたことから考えてみると、一体感のように思えるのだ。この一体感とは、各国の事情を尊重しながら協力出来るところでは協力する無理のない緩やかな関係を維持しながら連携部分を増やしていく努力のようなものだと思うのだ。つまり、理想を追い求めて無理な関係にならず、緩やか過ぎて地域の色合いが感じられないという間のどこかを明確にしていないことと同じに思える。

なんというか、この明確でないことが成功要因のように思える。あまりかけ離れた認識同士では話し合いの結実は難しそうだし、一致具合が強いと締めつけも厳しくなるという関係にある微妙な灰色がよかったということだろう。

だから、地域から見れば、地域外と地域内関係で極端な濃淡は分断を警戒する必要がある。目的が分断でなくても、結果が分断ということを想定すべきだろう。

また、日本を含めて地域外からは、一体との関係の枠組み内を前提とすることが必要に思う。

そして、出来るなら歴史を文書に残して、他の地域に役立ってもらうことを考えて欲しい。隣り合う国同士がいがみ合うことが多くなりやすいだけに、協力しあう事例はその方向への努力に向かいやすくなると期待出来るだろう。

まあ、将軍の家系の国に役立ってもらいたいものだ。

これで思い出した。

やはり、どこか自分たちで行き先がわからなくなった状態になっているようだ。誰が頑張っているのだろうか。頑張っている者がいないのに成り立っているとは思えないから、情報操作で頑張る人間を生み出しているようなことを想像する。

どうなのだろうか。尊重して何か結果が得られるのだろうか。何か結果が得られるという感触が全然持てない。では、どうすればよいのだろうか。待ちではないように思える。難しい。少なくとも、ミサイルへの警戒は怠れない。とすると、より確実に防衛出来そうな、赤外線レーザーのようなものの開発を考えてしまう。