囲碁・将棋

完全情報による判断とは、どんなものだろうか?囲碁や将棋は完全情報とされるが現在計算機においてもまだ未計算の残る状況だ。従って不完全情報とみなしてもよさそうだ。しかし、仮にしらみつぶしに全ての手番の情報を保有したとしたらどうだろうか?完全情報といえそうだ。では、その場合最善手は評価できるだろうか?この情報とは、手番の選択肢の分岐と捉えていいだろう。恐らく、終局の末端である相手の勝ちの結果は選択しないから互いに回避しあうだろう。残る分岐の評価になるが、互いの負けが回避可能なら勝負無しになるのではないだろうか?回避不可能なら先手後手のどちらか一方の勝ちが解明されることになるだろう。もっと簡単な例で考えるとわかりやすい。3×3の9つのマスの○×を埋め合い縦横斜めいずれか3マス連続となれば勝ちとする例において、互いの最善手を考えると勝負無しになるだろう。申し訳ないが検証してはいない。囲碁や将棋は解明され尽くされていないからなんとでもいえるが、全手番解明は勝負無しと推測する。囲碁の場合、ルールを知らないので変なこと、つまり勝負無しはありえないとするならば上記の勝負無しは笑止な話かもしれない。しかし、計算機で行うなら勝負を目的とするより全手番解明を目的として欲しい。その結果ルールの変更はあるかもしれないし、単に興をそぐ結果になるかもしれない。関心を失う事態は失業その他悲しい予感があるが、関心を増す状況も考えられる。