効率

効率を求めるとは、どういうことだろうか。個別の場面では、とかく重みづけの違いに焦点がいき過ぎる。一般化して考えてみよう。使用可能な資源と狙う効果の設定という枠組みの中で、少ない資源で高い効果ということになるのだろう。だから、別の視点では、枠組み自体が容易に異なる。これだけの材料でも、使用可能とする資源や資源の省力化で認識が異なったり、予想する効果への評価が異なったりする。比較する場合、枠組みを近づける工夫が必要になるのだろう。同じ状況での経験が豊富であると、比較すら思い及ばないかもしれない。立ち止まろう。比較するかしないか、は重要かもしれない。比較しなければ、より効率的な選択すらきっかけを失う。逆に比較が頻繁であれば、効率的になるだろうか。理論と実際の違いの要領で他の要素を無視するなら、多頻度の比較は効率を高める可能性が高いと考えていいだろう。ここで、その比較を一般化してみよう。より効率的な選択は、何が異なるだろうか。枠組み、資源、予想効果とする材料では、枠組みと資源になるのだろうが、これを単純に分解すれば、多数の概念とするのは無理があるだろうか。いきなり結論づけると、概念が広い方が効率的選択の可能性が高いと考える。言い換えると、枠組みや資源の拡張で効率が高まる、となる。最適値の探索で考えると、より広い範囲であれば、より最適値が求まる、というのと同様な結論だ。これから、なにかが導き出されるわけではない。