政党2.0

既存の政党に期待しないで、架空の政党を考えてみる。衆議院を政権選択議院として議員は送り込まず、参議院のみの構成にする。予算は義務的費目限定の当初予算とそれ以外を政策的としての補正予算に分けて、当初予算には賛成する。予算成立の無駄な駆け引きの排除のためだ。総選挙後の与党の公約関連法案と予算には賛成する。政策としては、国際組織の提言には基本的に応じ、議員個人は政党の拘束をうけないかわりに国会での行動には説明責任を負う。国際組織の提言通り、国会内に政策の基礎となる将来の数字を予測する組織を作る。人口や成長率の予測の甘さで、年金財政の確からしさが歪められている。政策の参考としては、広く意見を聞く場を設ける。相手は、日本国民だけではない。外国人投資家や国内参入見込み企業の意見も聞く。聞いた意見は、ネット上に掲載してさらに意見が集まる仕組みを用意する。企業や団体からの意見については、意見の出所を明確にする。政党としては、こうした意見を集める機能と各議員の支援に絞り込み、議員個人が国会での行動の参考にする。法案提出の努力は期待したいが、他の政党や外部の協力を積極的に受ける。国会での行動の説明は国会閉会後か定期的か、ネット掲載か、とにかく説明への質問をもらえるようにする。国会活動報告と政策提言と献金を兼ねて書籍の売り上げを政党の費用に充てる。閣僚は、受けるのは議員の自由だが、基本的に閣内の一員の制約を守る。閣僚を出しても与党ではない。副大臣や政務官もこれに倣う。これらのことができる政党なら、毎回投票したいし、意見を積極的に述べたい。