金融商品

基本的に自己責任で行うものだ。しかし、他人の意見も参考にできる。まず、考えるのは、資金の性格だろう。使途が明確な場合と余裕資金では、全く異なる。次に、どれだけ時間を費やせるか、だろう。要するに、それなりに学習に振り向ける時間が必要で、千もの会社の情報を獲得することを想像すると大変だろう。色々な金融商品があるが、それなりに選択に悩むのも大事だと思う。新聞の紹介は、基本を把握する意味で都合がいい。株式の場合は、それ会社の事業に明るいことが望ましい。商品や会社の名前を知っている程度は、なんとも言えない。それをきっかけに会社の情報収集に勤しむなら、有効だろうし、好きで投資すると客観視できにくいので望ましいとは言いにくい。個別の情報収集の労力もそれなりに時間がかかるから、投資先の数も考えものだ。ニュースは全般的に通じる情報だから、普段からの注意が欠かせない。日本に限らず、政治や経済関係に関心を持つことは、お薦めだ。豪州やブラジルといった資源産出国が最近不調なのも、中国が今までのように資源をがぶ飲みしてないからで、東南アジアの通貨が安くなったのは、FRBの金融緩和の出口に言及したから、という具合に自分でニュースを納得するまで考えることも大事だと思う。大事にする経済指標も決めておくと、感覚を磨けるかもしれない。ここまで書いて気がついた。何か関心を持つ分野が見つからないなら、金融商品の運用の目的に、政治や経済のニュースに関心を持つことがよさそうだ。そうすると、結構有名人でもいい加減な発言をしてることに気がついたりする。これはこれで趣味になるかもしれない。脱線気味だ。一度戻ろう。知り合いに薦めるのは、累投だ。投資先の会社は、その人が事業に明るいか関心を持って情報収集しやすい会社を数社に分散する。期間のリスク分散と、普段の仕事に支障がなく余り神経を使わずに済みそうだからだ。普段の会話で、関心の持ち方や余裕もある程度わかるから、それに応じて深さを加減する。事情に明るいことが知られることも都合が悪いから、仕事関係では注意が必要だ。そんな事情からか、見知らぬ人同士の勉強会は便利だと思う。