経営者の視点

視野としては、会社から見た関係者として、株主、従業員、顧客、取引先、地域、金融機関、が大抵挙げられる。付け加えるなら、行政と業界組合、それに証券取引所、媒体、だろうか。時間軸としての、直面、今期、来期、長期、といった長さもある。研究開発、マーケティング、生産、財務、といった機能面、国内海外の地域面、商品やサービスの分野面、顧客層の面、といった様々な切り口がある。人事についても、研修や教育、女性、定年、採用、待遇、といった観点もある。どこかだけが重要と考える場合もあるかもしれないが、大抵は総花的になる。しかし、一方で限度があることも事実だから、多少の偏りは免れない。だから、特色が感じられる。多くの社長の話を聞くのは、情報入手で有利であるだけではなくて、経営者の特色を理解するトレーニングになる。なんとなく、自信の程度、虚勢とか、の感触が掴められるとすごい。一応の目安は、自然さを感じられるか、においているけど、難しい。睨みつける威圧感やバカ丁寧さ、は拒否程の抵抗感があるが本当のところはわからない。数字も大事だけど、感覚も大事で、漫然と過ごすなら、感覚は養えない。開放的に見えても、装う方法に長けているだけかもしれない。難しい。長年注目していれば、それほど外さないから、創業者のように長く経営者で活躍していれば、対象に好都合だ。感覚だと考える。