ASEAN

政治的経済的軍事的に域内結束すると、世界のためになると思う。

強力な結束でなくても、会議体を各分野各層で設けることが無難な立ち上がりだろう。いきなり共通通貨というのは、ユーロというのもあるが、域外との摩擦になりかねない。

例えば、行政の共通化、薬品とか特許とか、共通仕様にして、ある国で許可されたら、域内全域で許可されることにするとか、色々ありそうだ。

そして、そのような域内協力の実績はアフリカにも転用できる。域内にも良いことは、域外にも良いことを基本にすれば、域外からの協力も増えるだろう。特に、非行政団体からの受け入れ態勢は重要だ。効率良く支援が可能なら、より一層支援が増えることが期待できる。

軍事的な協力は、直接より上級将校の教育とか間接的なつながりが良いと思う。直接なら、災害協力の演習だろう。災害協力の演習は、警察や消防も視野に入る。

こうした取り組みは、アフリカだけでなく、中東とかに広がる可能性がある。先進国が主導することには、まず反感から入ることが多いことを考えるなら、自国と同程度の国々が自主的に行うことに、まず反感から入るとは想像しにくい。

域内からの協力要請は、積極的に応じるべきだろう。どのような支援が望ましいかは、深く考える必要を感じる。指導者派遣や教育の受け入れもあるが、行政そのものへの受け入れが望ましいと思う。日本で困っていることは、将来困ることが多いだろう。受け入れ側の誠意が、効果を生む。受け入れ側の矜持は自然とできると推測する。実は、これが狙いだったりする。

欧州の場合、良くも悪しくも歴史がありすぎる。何か一つ決める手順の煩雑さには、閉口というよりジョークを感じる。だから、そのまま参考にするわけにはいかないが、良いところは素直に見習えばいい。逆に見習ってもらう立場になればいい。

これは、夢物語だろうか。そうではないと思う。程度の差はあれ、協調が基調になっていると感じている。

アフリカへの好影響があれば、中東への好影響ができ、その他の国へも好影響になると期待する。一直線ではないだろうが、道は続く。