福島第一原発処理

今朝の日経の大機小機に賛成する。東電から切り離して、国もしくは新組織による対応にすることだ。数年単位どころか、数十年単位で考えるならば、やはり本格的な対応が望ましい。

長期間の仕事ならば、そこで培われた知識や経験は、ある程度の範囲で共有すべきだろう。そのような取り組みが、結局は効率良く成果を出せると思う。仕事の評価としては、周囲への信頼性も含まれる。それこそ、情報収集と作業は役割分担するとか、管理体制も真っ当になって欲しい。

東電から切り離すことで、意欲的に作業に取り組む期待が持てる。事故の当事者の意識では、難しいと思う。そこが切り離す最大の理由と考える。

東電にとっても、分散気味の神経を補償と本来業務に集中できそうだ。東電の顧客にとっても、電気料金の高騰は避けたいだろう。勿論、避難住民への補償にも正面を向いて対応できると考えたい。

廃炉処理は、それなりに知識や経験を獲得できると思う。他の廃炉処理にも参考になるだろうから、蓄積と伝達にも配慮して欲しい。

他国の廃炉処理体制が参考になるだろう。そういうのは、得意なのではないだろうか。

報道の対象になるような事態にならずに、平穏であれば、日本経済が良くなると思う。周辺地域は当然だし、電気料金が下がる恩恵はある。少なくとも、消費の他への振り替えは起きると思う。

補償対象者にとっても、歓迎することと予想する。早期に解決する願いは、一つには正常で安定した廃炉処理だろう。そして、東電の実力だろう。

こうした当事者から切り離す枠組みは、金融以外にも使えそうだ。一般化というより、共通点で考えてみたい。