新興国の市場参入

新興国の財・サービスでの世界市場参入による先進国の価格低下効果というものを考える。

詳細なデータは保有していない。なので、思考実験のようなものでしかない。

同一品の供給と需要は、参入で中立だろうか。価格と量の均衡のようなものに分けてみよう。

量は、需要が先行するだろうか。供給が先行するだろうか。恐らく、短期的には調整になるが、長期的には均衡が働くと思う。その意味で、参入効果は中立と考える。

価格は、供給側で低下効果が働くと予想する。最新設備の生産性が理由になる。需要側はわからない。一応、中立としておこう。

ということは、新興国参入で価格が低下すると導き出された。これは、何を物語るのだろう。成長率に対しては、どのような効果をもたらすと解釈するだろうか。

CPI低下効果とそれを要因とする成長率低下効果と解釈できないだろうか。

さらに、進んで言えば、これらを健全と解釈することが求められているのではないだろうか。

さらにさらに、進んで言えば、不健全と解釈して融緩和は、本来実施すべき
ではないのではないだろうか。

数値の評価は難しい。特に定着した数値の経験は、もしかしたらバイアスかもしれない。

G20とかで、課題を共有することは、各国の金融政策を適切に向かわせると思う。判断の確からしさもあるが、直接的援護の可能性だけでなく、国内の視野を国際的に向かわせる効果があるのではないだろうか。

欧州も、常任理事国入りの話題は、国際的視野の理由になる可能性が高まると思う。

国際的視野に向かう理由になるものは、何だろう。様々だが、役割を担うと実感させるものではないだろうか。

その観点で、選択肢を増やすことは、色々と恩恵がありそうだ。