健康産業

今朝のニュースで100歳を超える有名な医者が小学生に命の大切さを教えていると紹介していた。教えるというより、感じてもらうということに、重要なことが含まれていると思う。多分、命だけではないだろう。

医療費を下げる方法の正攻法の一つは、予防だろう。その予防の主役の一つに健康産業を位置づけられると思う。

スポーツを産業として考えると、いわゆる観客と考えやすいが、行う顧客と考えると、楽しみも健康も目的になるだろう。

食事は、生活そのものと考えやすいが、健康も目的として考えられる。

身体だけではない。精神の健康のための時間も同じく考えられる。例えば、小説や囲碁将棋、華道、茶道、観劇等はどうだろうか。数学や物理の勉強も娯楽として精神の健康目的になると考えているが、支持は少ないかもしれない。

個別に列挙して制限する意味はない。列挙で他の連想の契機になるなら、歓迎したい。

このように、色々と考えられると思うのだが、それらの効果の計測が重要だ。効果が明確に示されたなら、支援という話につながるだろう。自主的な行動は、効果が高そうだ。つまり、周囲の雰囲気で自然発生的に実行されるなら、より健康産業が発展すると予想出来る。

実は、健全な労働は社員個人に対しても、会社の生産性に対しても、正の効果があると確信している。ただし、根拠は経験的なものとしか言えない。探せば、その趣旨の発言をする経営者はいると思う。

木登りが出来る公園なんて、良さそうと思うが、危険回避傾向から支持は容易とは思えない。ただ、似たような施設、つまり、手軽に身体を動物的に機能させることが可能な道具や建造物の設置は、検討を期待する。

精神の健康という概念は難しいものを含む。それは、思想という概念と関連するからだ。思想中立という幻想を追求し始めたら際限がない。ただ、ここでいう健康な精神は、思想も、というより、犯罪性から遠ざかる方法と考えられる。だから、健全な精神の健康法は努力を歓迎したい。数学とか物理とかは、精神を健康にする効果があると思っている。くどいようだ。まだ、言っている。

資産価格のバブル研究の解説は、良かった。色々な研究で定着をみたい。特に、中国に対しては調査の進展と精度向上を期待する。香港に上場する話も、それを踏まえての話と短絡的に連想してしまう。不信感というbiasかもしれない。