鉄道の有効利用

ビットコインがニュースになった。中銀のトップからのコメントもあり、少しは関心を持つ。面白いのは、中国の反応だ。統制を意識しているのだろう。それにしても、恐らく出発は純粋に技術的な関心からの動機だろうが、ハイエクケインズを連想するかのような感じがする。多様な発行貨幣か国際統一貨幣かみたいなものと似ているように思う。便利で大きな問題が生じないものが支持されて広く利用されるのは、原理のようなものだろう。どうなるか、わからない。

鉄道とバスの両方を利用出来るような足して二で割るみたいな乗り物がある。これはこれで活用途上らしい。この乗り物そのものでの利用もあるが、鉄道と道路を適切に使い分けることも交通の利便性向上になると考える。

観光バスが支持される理由を乗り換えなしに求めるとしよう。基幹路線を高速道路に限定するより、鉄道も選択可能とすると、より利便性向上になるのではないだろうか。

自動運転の全自動化の前段階として、鉄道での運搬も候補と出来ないだろうか。渋滞緩和とか含めて利便性向上を期待出来ると思う。

より積極的に夢を見るなら、個室の移動として基幹路線を鉄道利用とすることが考えられる。個室は擬似的に自動車になったり、トレーラーで牽引したり、貨物輸送としたりすると、団体利用の良さと個人利用の良さを適切に使い分けることを狙える。

それが主流になると道路は軌道に置き換わる。軌道ばかりになると、全自動化が軌道を通した制御で可能になる。事故も渋滞もなくなるかもしれない。

夢は夢としても、人間の移動は、移動費用の負担を利用者に限定する必要はないかもしれない。移動で得をするのは、移動先で移動した者が消費することかもしれないからだ。駅からの専用バスが無料になっている例はあるだろう。大規模なイベントでは、混雑緩和を目的としても検討すべきだろう。

ストロー効果みたいなこと、つまり、例えば、歩行者を見込んでいたのに専用バスで見込み客を逃すようなことは考えられる。

その例の場合、歩行者のみと専用バス導入の関係者の損得予測の比較で負担と運賃の分配を検討してもよいのではないだろうか。

都市部に限らず、巡回バスは公的負担の検討対象になると思う。自家用車を持たない者の市街地までの移動は生活に直結している。

リニアは数百キロ以上の距離で魅力だろう。都市間移動として国際的な標準になる可能性がある。それだけに肉食動物にならないことが大事かもしれない。技術の開放というより、標準狙いではないだろうか。

北朝鮮が国際社会の仲間入りをするなら、日本からイギリスまでのリニアも夢じゃないかもしれない。