国際金融協調

インド準備銀行ラジャン総裁の批判は、理解出来る。確かに、個人的に肩入れしたい気持ちはあるが、現状の国際金融の限界を認識することが最初と考える。もしかしたら、どこだったか忘れたが資本移動の制約を途上国とかには設けることもアリだとは思うが、凌ぎ策ではなく本来の対応を考える意味で加担したい。

整理しよう。現在、国際金融に影響の大きい中銀は、米国、欧州、日本だろう。中国は直接的影響より別の経路の影響はあるが、影の銀行の問題以外は考慮しなくてもよいと思う。で、米国の国内事情を考えると資産バブルの芽を念頭に緩和の縮小を始めるのは認めざるを得ないだろう。断っておくが、積分の緩和量を減らすのではない。微分量である緩和の変化量を少なくするだけを始めるのだ。

で、米国以外の影響は、米国への資本移動ということだ。その影響は個別には様々だが、対ドルの為替変動を筆頭にある。

資本移動の理由を責めるつもりはないが、FRBの意図とは異なる結果になっているようだ。

今日も酔っている。かなり怪しい意見だ。

だが、資本移動をする判断がおかしいと思うのは、怪しいだろうか。国際的な協調は必要だろう。しかし、声だけで動くのもどうかと思う。

そのような動きへの疑念は、昨年夏の理事長の予告発言を元にした冷静ではない市場の動きから芽生えたような気がする。

市場との対話とも言えるが、市場参加者の過剰な反応こそ、どこかおかしいと思わないのだろうか。

教科書的には、市場参加者の思惑に立ち入るべきではないだろう。しかし、率直な感覚では、どこかおかしいのだ。酔っているから許して欲しい気持ちはある。でも、市場参加者の判断にどこか過剰な反応があることだけは素直に言いたい。