固体、液体、気体

水で理解しやすい。氷、水、水蒸気。そして、プラズマ?

物理の話ではない。社会の動きの激しさをなぞらえると、温度が低い状態から、高い状態へ変化すると思われるが、温度だけの変化というより、周囲の流動性みたいな状態の変化に着目しようというものだ。

原始社会は、混沌としているようで単調と考えている。何かの変化で波及する影響が小さいと考えられるからだ。その時代としては大きい影響かもしれないが、他人の行動を変化させるという観点に絞れば、小さいと考えることが素直に思える。

時代を現代まで影響という観点でみると、社会への影響と、さらにその先の影響、つまり二次的影響、三次的影響、のように考えると、自由奔放な気体のような状態へと変化するような感じにならないだろうか。

会社で考えてみよう。上から下まで情報が共有されているのは、過去ほどと考えられる。現代ほど情報共有は難しい。様々な学習効果もあるかもしれないが、価値を認める情報が過去ほど狭いと考える。つまり、何かの判断に要する範囲が、現代ほど広いのだ。

固体は、移動させるとある範囲が全て同じ動きになる。液体は、影響される範囲が小さくなり、気体はさらに小さくなる。

上の話とまるで逆のような状況だ。単純な移動による影響と、温度変化や周囲と逆の移動のようなこととの違いかもしれない。組織の行動は単純な移動の前者に擬せられ、個人の行動は後者に擬せられるだろう。分子と個人が対応して、一体的な塊と組織が対応しているようなものに思える。

オーケストラとジャズと言えば、組織の話も通じる人もいるだろう。或いは、正規軍となんとか、とか、色々出てきそうだ。

今回の話は、また整理しよう。