発注と提案

発注という言葉を出発点にすると、仕事を明確にすることが前提になる。

色々な営業活動があるから、仕事の内容が確定している営業も、未確定で拡張の余地がある営業活動があるだろう。今までは、確定を前提とする営業活動が基本的だった。しかし、複雑になってくれば発注側も明確な提示が出来にくくなってきている。

状況は様々だろう。一律に判断することは失敗する可能性が高まると思う。状況を判断して、最適を求めることが求められる。つまり、最適の判断が困難であるから、最適の判断を提供することが求められているのだ。それが即ち提案だろう。

営業の求められる仕事の内容は多岐に渡る。顧客の前線に直接出向いている人間として、情報提供が役割の半分以上を占めると考えているが、今回の話も重要だ。

顧客に情報を提供しているという見方が成り立つからだ。

情報を収集する観点と情報を提供する観点は、非常に似ている。どちらも重要だ。営業の本来の仕事は、情報の受け渡しの役割なのかもしれない。

その観点をないがしろにする感性が理解しにくい。何を本来の役割と考えているのだろうか。わからない。