大規模農業

米国とかの平均的な農地面積が日本の大規模農業の農地面積より一桁広いことを聞いて驚いた。

なるほど、この点で日本の農業の生産性が低く、特に農地の規制緩和が重要という意見には賛意を覚える。

ただし、経済合理性の面だけで考えていることが前提となる。他の面ということで言えば、自然環境だ。

とうもろこしが何キロにも続くことを想像してみよう。これで、昆虫とかはとうもろこしに特化することは容易に想像出来る。勿論、因果関係が明らかになった訳ではない。懸念しているということだ。また、一件の大規模農家が全面的に一種類の作物にするとは限らない。

しかし、この懸念は調査で明らかに出来るように思う。米国で調査すれば何かは明確になるだろう。

もし、人為的に作物を限定する影響が確認出来たら、日本の悠長な政策のおかげで、自然環境が救われることになるのだろうか。はっきりしていない状況では、なんとも言えない。

自然環境のように、どこにどのような作用があるか認識することが難しいことについては、謙虚さは必要なのかもしれない。