北朝鮮ロードマップ

南北統一の行く末を考えてみよう。南が北を飲む前提になってしまうが、王朝と特権階級の存続保証の有無の違いで相当異なってしまうと思われる。

武力行使と平和統合の二案を考えると、平和統合が一つの共通願望のように思える。とするなら、存続前提の案が有力だろう。

国家よりその集団の擬似特権を維持するという意味で、金銭保証による代替案で十分のように思える。つまり、権限を失うことと引き換えに身分と一定の資産を保証するということだ。

それで、多数の犠牲が回避されるなら、選択する余地はあるだろう。

本来的には、国家の統一であり、日本を始めとする周辺国にとっては爆薬庫の駆除が果たされるという夢に近づくのだ。

計算の根拠を持たないので、残念ながら比較結果を示すことは出来ない。しかし、単純に失われるであろう命を考えるなら、平和統合の具体的手段の一つの選択を検討する価値は否定出来ないと思われる。

先例踏襲は想定出来る。その意味で特殊であることを強調する必要はありそうだ。

それ以外の代替案の提示を省略して批判することは、どのような意味があるだろうか。対案と批判は、一組が求められる。

観察するだけで、どれだけの出費を必要とするのだろう。