カラス

都会ではカラスを見かける。カラスが少ない地域もあるようで、現在地付近では珍しく見かけない。単に気づかないだけかもしれないが、ウグイスとスズメの鳴き声を聴いているから、気づかないということではなさそうだ。

ゴミ集積所付近では、野良猫とカラスの戦場跡のような光景を時折見かける。最近は、集積所の工夫が進んで戦場跡も少なくなったようだ。それはそれで結構なことなのだろう。

カラスは賢い。人間が集積所付近を歩いて来ると、それまで漁っていた行為を知らない振りをするかのように、全く関係ない方向を見て、いかにも自分は何もやってませんよ、と言わんばかりの動作をする。実際に見た経験があるし、そのような経験談も聞く。

また、聞いた話では石鹸を食べるらしい。油脂が含まれるからと理解するが、驚いたのは重いものは協力して運ぶらしい。人間が協力して運ぶ姿から学んだのだろうか。すごいと思う。

カラスの社会もあるのだろうか。鳴き声で会話をしてるかのような感じがする。集団のような電線の一列を見ると社会というか、情報交換しているような風に見える。

カラスも雑色、ではなく雑食だから生き抜く力が強いのだろうか。雑色のカラスを見たい想いはあるが、雑食から学ぶこともありそうだ。単に食事の好き嫌いに限定せず、自分のものにする対象の雑食性は大切なのだろう。これは、情報取得の観点でも敬虔に学ぶべきだろう。

カラスは進化の末端なのだろうか。つまり、これ以上進化しないのだろうか。仮に進化するとしたら、どのような進化が考えられるだろうか。脳の発達の可能性を考えると薄ら寒い想いがする。人間の強敵になるという想像は小説の世界だろうか。

カラスの鳥の世界での強敵がいれば、大型化も考えられるが、食の事情に依存しそうだ。

カラスを食の対象にする鳥は肉食なのだろう。肉食は食戦略として弱い立場になるのだろう。意味深な話だ。

カラスを研究すると色々人間社会に恩恵をもたらすと思う。これも期待したい。

そう言えば、七つの子の歌は歌われているのだろうか。いや、お笑いではなくて。