投資環境

次の手とは、当面の行動の選択としよう。現預金を保有している場合、保有継続と投資の選択としてみよう。

会社経営の場合、投資先には色々ある。消費者の場合、基本的に消費者向けの金融商品だろうが、起業も直接投資も直接融資も選択の範囲になるだろう。

個々の投資先の魅力が前提だろうが、投資の意欲は様々な要因があると思う。

多数の参入がなければ魅力と感じることもあるだろうし、多数の参入があるから魅力と感じることもあるように、投資への魅力は様々と理解している。

だから、投資環境として、どうあるべきか、と考えるときに参入意欲を増す直接的方法を考えることには、少々違和感を持つ。ただ円滑であること、透明性があること、のように制度整備が優先と考える。

しかし、法人税のように満遍なく制度適用されることについては、投資環境の意味で魅力と考える。国内企業だけでなく、外国企業の進出意欲という点でも十分魅力があると思う。国内企業にとって、競争激化という一面は否定出来ない。

法人税の減税補完は、やはり法人対象だろう。赤字企業も対象になるような外形基準とか、研究以外の特定控除廃止とか、記事になっている代替手段がやはり妥当と思う。

それとは別に、地方がそれぞれに魅力を増すことは歓迎すべきだろう。むしろ、地方の個性ある政策の妨げを排除することが求められているのではないだろうか。妨げになることを見つけることと、特区は似ている。特区ありきで考えるから、発想が貧弱なのではないだろうか。妨げと感じるのは、参入が見込める企業であり、その情報を収集する方法は様々だろう。多分、そんな基本を怠っているだけのように思う。

国内の消費者は預金が大半を占めているが、外国企業に魅力を感じて資金の大移動が生じたら…みたいな心配をしないのだろうか。安住出来る根拠は、ただ経験の慣性だけのように思う。