のど自慢

長寿番組だ。日本のあちこちを会場にしてほとんど毎週日曜日に放送している。勿論、この番組の回し者ではない。

聞いていると、採用される歌には定番のような歌もあれば、初めて聴く珍しい歌もある。20組の内5~8組が合格するようだ。知っている限り10組合格したのは大阪だったと記憶している。

なんというか、合格の基準とか会場の設定とか突っ込みどころ満載の番組なのだが、海外を会場にすることもある。

実は、興味があるのは海外の類似番組だ。テレビ番組としては報道以外に番組の核の発想を変えることを怠ることを求められる番組を知らない。要するに、番組の基礎を変えない変化は求められているのだ。盆栽の中の変化を求めているようなものだろう。

テレビ局からみれば、対視聴率の費用割合が大きいように思える。だから、海外でも長寿番組化されるか、否定的に見られるか、そのどちらかにはっきり分かれると思うのだが、どうなのだろうか。

そんなことより、テロ活動家や商業過激派のような輩を検知して除外することが可能なのだろうか。日本国内だから歌だけで参加者を決めることが出来るかもしれないが、日本以外なら開催地を決めるだけでも難儀だろう。まして、滞りなく参加者を限定することは夢のような話の国もあるだろう。

日本の開催地で日本国内向けを前提にするのではなく、開催地、放送局、視聴者のどれかが日本以外ということを考えるだけでも想像しにくい状況があると思う。

難しいことを考えずにすむことが幸せなのだろうか。