血液化

明日のアルコールが今日になった。

人間に限らず、生物は体外との摂取と排泄を定常的に行う。このことを、ある生物関係の科学者は動的平衡と称した。

社会の複雑さと生物の複雑さは、複雑さとして比較出来るものではないだろうが、同程度に複雑だとすれば、何か定常的に入出するものがあれば、擬することが出来るかもしれない。

ん?何かを舞台にして循環するものを想定していたが、どこかでおかしくなった。予定が狂ったからやめてしまいたいという思いはある。

そうだ。取引の片側はほとんどが金銭である。つまり、取引は物々交換ではなく貨幣を介在させると解されている。ということは、片側のモノやサービスだけでなく、もう片側の貨幣も、当然ながら循環媒体と言えるだろう。だから、貨幣の循環を促進するものは、間接的に経済の活発化が期待出来るということだろう。

ん?何か疑わしい。ちょっと、頭が回らないので、話が滑っているかもしれない。この滑るという意味は、歯車がかみ合って機能することではなく、歯車が滑って力が伝達しないことを表現している。冗談が笑えないという意味ではない。

横道にそれて話がどこかに飛んでしまった。

ああ、貨幣の流通速度を促進することを血液化と表現しよう。貨幣の蓄積は、肥満要因と解し、流通速度を一定の範囲に保つことを血液化で健全性が的確に判断出来るというものだ。

ちょっと、話が滑って次の機会に譲ることにしよう。