感度良好

人民銀行副総裁の発言で、やはり感度は抜群によいと思った。判断の適切さとか実行力とか以前に現実を正確に把握しようとしてる姿勢が感度から読み取れる。

国家を保つ根幹は武力と金と燃料だと思う。武力は平時の警察と戦時の軍に分かれるが、これを分けるのは近代からではない。つまり、それだけ武力への制御は政治課題だったと言える。

金を直接所有しなくても、従わせるだけの権威があれば事足りるが、封建制ならともかく近代では金と燃料が権威に代わるものと言えるだろう。

だから、燃料確保を国家として保証することを課せられているようなものだから、諸外国が平穏に通常の経済活動で事足りることを統治機構というより支持層に納得してもらえればよいと思う。

何よりも、効果があるのは支持層への説得だと思う。感度がよい理由も、多分その辺りにあると思う。

国として一つとみなすとおかしな理解をしてしまう。しかし、国の違いというか傾向を感じることは出来る。米国の場合、市場への感度が鋭敏で、中国の場合は統治機構の支持層への配慮が強く国際的感度もそこに理由があるとしか思えない。

確かに今日も酔っている。でも、本音も酔った勢いで言ってしまうこともある。何が本音かはわからない。

背筋を思わず伸ばしてしまう相手は誰だろうか。政治家なら選挙区の有権者だろうか。それで納得するかもしれない。敬虔な信者なら信じる対象が明確だから背筋も伸びるだろう。人間というより解明されたばかりの真理に敬虔な気持ちになることはよくわかる。だから、個人差があるだろう。

芸術も悪用されず、本来の利用だけになるなら本分に集中出来るだろう。雑念が煩わしい。

他人の努力を理解出来るのは余裕がなければ難しいと思う。状況という情報の入手だけでも、その経路に余裕を感じる。芸術はその最たるものだろう。