綱とり

来場所綱とりがかかる。頑張って欲しい。

心の問題のような気がする。中日勝ち越しを当然のようにしていれば、安心して場所を迎えられる。しかし、前半で痛い星を逃している。それを心の問題と感じる。

色々な考えが頭に浮かぶのは当然だが、目の前のことに集中する方法もあるだろう。昆虫は、目の前のこと以外がわからないとするなら、それを参考にすればよい。

土俵以外の人間は無視するのだ。虫のように無視する。

目の前のこと以外のを雑念とするなら、雑念は人間なら当たり前だろう。でも、虫ならそんな高尚なことは出来ない。そう思えば虫になりきれるかもしれない。

異常な状況を想定するより、普段と変わらないと考えた方が状況に左右されにくいと思う。浮き世は雑念の世界だが、浮き世の虫にとっては単に目の前の事象でしかない。

宮本武蔵だったと思うけど、芋虫のような虫が直進するが、その先には虫を食べる鳥がいる絵を描いていたように記憶する。その虫の気持ちになりきれるなら、先のことより、いつもの目の前の作業に夢中になるだけだろう。

その絵の意味はわからない。しかし、宮本武蔵の絵と考えたら、鳥より虫に意味があるような気がする。

鳥の気持ちは、目の前にあるのは餌だろうか。

何も考えない、雑念を払拭する方法は、このような方法と考えている。何かに利用出来るかもしれない。