太陽エネルギー

太陽が発生するエネルギーはすごい。しかし、地球に届いて人類が直接利用する分は極めて少ない。

この枠組みで考えると、地球に届いていないエネルギーは計り知れない。水星付近でも相当のエネルギーが入手出来るのではないだろうか。光のエネルギーだけでもすごいと思う。単位面積当たりの光の量は距離の二乗に反比例するから、近ければ近い程獲得効率は高いだろう。

宇宙空間でのエネルギー転送が効率よく可能なら、人工惑星の打ち上げ以上のエネルギー利用が見込める。こんな計画はないのだろうか。

人工惑星と宇宙空間でのエネルギー転送の技術的確立と、その効率性向上でエネルギー問題の緩和に貢献するのではないだろうか。

人工惑星の軌道は地球と平面的に同じ必要はないだろう。垂直が望ましいかもしれない。

日本の国土位の面積で光エネルギーを獲得するとしたら、現在の地球で利用するエネルギー相当はまかなえるように思える。光エネルギーを直接獲得しなくても、温度差を利用することがあってもよいだろう。

現在も夢物語だろうが、効率の良い発電技術とかの進歩で現実になると信じたい。

より現実的に考えると、雲の発生を考慮しなくてもよい月面での発電は、効率だけみると地球とそれ程違いはないだろう。むしろエネルギー転送の減衰分だけ劣化すると考えられる。しかし、転送の確立の意味で話として悪くないだろう。

地球に届いていない周波数が月には届いているかもしれない。その捕捉分だけ効率が良い可能性はある。

もっと夢物語を語るなら、数億度の温度の制御を前提に太陽内部でのエネルギー取得という方法を考える。もし、そのような技術が可能なら、他の恒星から取得するという道が拓ける。ただし、近い恒星でも光年単位のはずだから、気の長い話になる。

こんな無茶な話も、何かのきっかけで現実になるかもしれないから、語る自由は許されよう。