自然食品

健康には、適切な運動と良質な飲食が欠かせない。今回は飲食でも、ちょっと異端の考えになるだろう。もっとも、飲食とは限らない。

腸内細菌が人間に好影響を及ぼすとするなら、その細菌の取り込みを考えてもよいだろう。どのような経路が自然なのだろうか。赤ちゃんは、母親と同種になるらしいから母親を介して取り込むことは考えられる。

また、善玉菌として、ヨーグルトは主流と言えるだろう。

長生きして健康な人の理由は、それなりにあるのだろうが、腸内細菌も理由の候補に挙げられるのではないだろうか。

仮に、善玉菌が発見されたら、食品なのか薬品なのか、日本なら、そんなことで話がつかないと想像する。まあ、発見されたらの話だが、権利関係の整備も紛糾することも想像出来る。

身体に直接的な影響ではなく、何かへの作用のさらに間接的影響はあるかもしれない。悪玉菌を攻撃するとか、ある物質の分解に効率的になるとか、そんなことまで考慮すると発見する方法も難しいだろう。

通常なら身体に吸収されない栄養素が、分解によって吸収が可能になるとしたら、身体への影響の評価も難しいだろう。その意味では、長寿健康という実績で、因果関係の未解明のまま利用される可能性がある。この場合、薬品として考えると副作用の懸念としての検証という過程を踏むのだろうか。

現代人は、調理済みの食事が多く、食品安全の観点で飲食からの細菌の摂取機会が少なくなっている。この点だけでよいことと言えるのだろうか。調理済みではない自然食品の取り込みも評価されてもおかしくないと思う。

自然食品も熱処理とかが主流だから、なんとも言えない。

長寿の研究の対象に、ぜひ腸内細菌も含めて欲しい。発見出来ないかもしれない。発見しても色々と紛糾するかもしれない。そんな壁を突破することでしか打開出来なければ、誰も見つけることは出来ないのだろう。

これに限らず、発見する方法を除外しているのは、その方法以外で発見出来なければ、人類としての発見を放棄することになるのだろう。大げさだが、人類への貢献と考えることが出来る。